Vol.27:トリオの楽しみ・2−1997.4/18(Fri.) Vol.28:上坂 学・フルートリサイタル '98 −1998.2/13(Fri.)
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今まではマイク無しの”肉声”でお話しをしていましたが、370席となるとそうはいきません、マイクを使わせて頂きました。演奏曲目にまつわる話しから練習時の裏話までしてしまう、という当シリーズのスタイルを継承致しました。このスタイル、最近では小さい会場では大分オーソドックスなスタイルになってきましたが、中ホール以上の会場ではまだ馴染みが少ないのか、”話しは不要”というご意見を頂戴致しました。うぅ〜ん、考えてしまいますね。個人的には話すのが好きです、はい。
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掲載しました写真は、クライスのメンバーの折居さんの撮影によるものです。氏はギターを長年やっておりましたが、今は声楽に精力をつぎ込んでいます。写真撮影は趣味ですが、知り合いの発表会の撮影からケーキ屋さんのメニューの撮影までこなします。登山が好きで、その時高山植物を撮影する為に写真を始めたと伺いました。山、植物、声楽、ケーキに興味のある方、メールを出してみては如何?
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2曲目に演奏したジョリベはオリジナルがFl,Vln,Vla,Vlc,Harpという編成の五重奏です。これはオリジナルの方が素敵。ただし、この曲の演奏を引き受けてくれる奏者がなかなかいない、超難曲だからです。ピアノとのアンサンブルだって難しいのに、五重奏になったらものすごく大変、そして超テクニカル。だけれども美しいんですね。無神論者の私が神の存在を信じられるほどに。この曲はいわゆる”現代曲”ですが、構成は古典的で理解しやすい。この手の曲に不慣れなお客様からも好意的なご意見も。反対に迫力不足とのご意見も頂きましたが、この美しい曲をきわめてエレガントに演奏したかったのです。
最後に演奏したプロコフィエフのソナタは正真正銘のオリジナルです。良く演奏される曲なので私はむしろ避けてきましたが、この様な人気のある曲をあまり演奏しないのも考え物、大好きな曲でもあるし、とプログラムに取り入れました。この曲も20世紀の作品ですが、無意味な前衛的要素がない。古典やロマン派のように感情に浸れます。勿論演奏しながらですよ!この曲を聴いた往年の大ヴァイオリニスト、ダヴィット・オイストラフがヴァイオリンへの編曲を依頼し有名になりました。よくヴァイオリン・ソナタが原曲だと勘違いしている方がいますが、フルート・ソナタがオリジナルですよ。
アンコールは、フォーレ「シシリアーノ」、ゴセック「タンブーラン」、成田為三「浜辺の歌」の3曲を演奏しました。
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当日頂戴したアンケートの一部をご紹介致します。
−−−ありがとうございます。フルートも広範囲なレパートリーがありますので今後もお楽しみに!・・・
−−−私もこの曲で更にシューマンが好きになりました。次回は打楽器との珍しいアンサンブルをお届けいたします・・・
−−−参考になりましたか?プロもアマチュアも同じ、場数を経験することが上達の秘訣です・・・
貴重なご意見ありがとうございました。
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